股関節脱臼検診 エコーでやってます!

当院では生後30日から150日までの乳児股関節脱臼検診を触診+超音波(エコー)で行っています。
赤ちゃんはもともと関節がゆるく、はずれやすくなっています。 生まれつき股関節がはずれていたり、足を無理にまっすぐにさせようとしたり、おむつ・衣類のつけ方が原因で、股関節がはずれかかったりすることがあります。特に女児やご家族に股関節疾患があったり、分娩時逆子であると、股関節脱臼のリスクが高くなります。脱臼していても痛みはありませんが、ほうっておくと関節が変形することもあります。このことに気付かずにいると、歩くときに痛みを生じたり、歩行に支障をきたすこともあります。早期発見のために検診を受けましょう。
エコーでは、Graf法という乳児股関節の検査方法があり、脱臼・臼蓋形成不全の診断基準が確立しています。

日本整形外科超音波学会

エコーは被ばくがありません!

エコーは、レントゲンによる放射線被ばくのない検診方法として注目されている検査です。 少しでも多くの赤ちゃんに被ばくのない検診を受けてもらいたいと思い、南部町の方は検診料が無料となります。南部町以外の方は検診料1,000円で行います。


機 関 名  スワンクリニック

検 診 日  毎週 月・火曜日

受付時間 11:00~11:30、13:00~13:30

電話番号 0179-23-0805

自己負担額 無料(南部町の方)、南部町以外の方は1,000円

持参する物 股関節脱臼検診受診券、母子健康手帳、替えおむつ、バスタオル

※スワンクリニックでは、予防接種と一緒に受診することも可能です。事前予約の際に「乳児股関節検診と予防接種を一緒に受けたい」とお知らせ下さい。

 

在宅医療とは

1か月児でも要注意!

生後1ヵ月の時点で以下の5項目のうち、2つ以上当てはまっている場合はとくに正しい扱い方(コアラ抱っこなど→下記リンク参照)を心がけ、必ず乳児股関節検診を受けるようにしましょう。心配な方は、診察・エコーでの検査をすることが出来ますので、ご遠慮なく受診してください。
 

  1. 向き癖があり脚の開きが悪い(写真参照)
  2. 女児(男児より関節が柔らかいため)
  3. 家族に股関節が悪い人がいる
  4. 逆子(骨盤位)で生まれた
  5. 寒い時期(11月~3月)に生まれた

脚の開きが良い例

参考:日本小児整形外科学会

スタッフ一同お待ちしております!

股関節脱臼検診、乳児股関節脱臼外来受診希望の方は、予約制になっておりますので、まずはお電話ください。受診希望日の直前でも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。エコー、股関節検診専用の診察台を用意して、スタッフ一同お待ちしております。

写真:スタッフ一同
股関節脱臼検診のお申し込み・お問い合わせはコチラ
南部病院医事課 0179-34-3131