この地域は全国に先駆けて少子高齢化が進んでおり、現在南部町の高齢化率は40%に達しました。日本の平均高齢化率を10年以上先取りしているのが現状です。また、人口減少に歯止めがかからず、この地域では若者を中心にどんどん人がいなくなっています。こういった状況の中で地域医療を守っていくために、我々医療従事者ができることは何なのか、それは従来にもまして近隣の医療、介護施設や町とも連携を深め、地元の皆さんが安心して住み続けられる、そして若い世代が安心して子育てができるような医療体制を継続して行くことではないかと考えております。
南部病院は令和5年11月で創立50周年を迎えます。開設当初は田んぼの中の一軒家でしたが、今ではすっかり様変わりしております。
当病院は平成20年12月に、個人の病院から地域医療の中核を担う医療機関として位置づけられた社会医療法人の設定を、県内では初めて、日本では16番目に認められました。
病院の建物も老朽化が進んだため、患者さんにより快適な療養環境を提供し、また最新の設備機能を整えることを目的に、平成28年5月、現在の場所に新築移転致しました。
平成30年12月、地域の多くの皆さん方からご要望がありました小児科を新設し、又 より便利に総合的に医療を受けていただけるようにと、クリニックを開設いたしました。診療科は小児科、内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、アレルギー科で、名称はこの地域に飛来する白鳥にちなみ「スワンクリニック」といたしました。
これからも信頼され、愛される医療機関を目指し、職員一同頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
基本理念
地域住民に信頼される病院を目指し、患者さんとの 心のふれあい を大切にします。
基本方針
- 患者の権利を尊重し、説明と同意を基本とした信頼と満足が得られる、患者中心の医療に努めます。
- 自己研鑽に努め、チームで質の高い安全で安心な医療を提供します。
- 保健・医療・福祉との連携をはかり、地域住民の健康を支えます。