整形外科

 

令和3年度

令和4年度

令和5年度

大腿骨近位部骨折

46

33

28

人工関節置換術

34

54

46

上肢骨折

49

43

57

下肢骨折

36

24

27

関節鏡

49

39

25

手(ばね指、手根管、腱縫合、
デュプュイトラン、腫瘍等)

63

56

67

その他

100

97

101

       

合計

377

346

351

 

クーリーフ(Coolief)治療について

変形性膝関節症でお悩みの方へ

膝の痛みを軽減できる新しい治療法のご紹介

 

歩くだけで膝が痛い、階段の上り下りは、はいはいしながら、好きなゴルフも痛み止めを飲みながら……。こんな“ひざトラブル”を抱えている日本人は1000万人以上いると言われています。

主な原因である変形性膝関節症の治療は、これまで主に痛みを取るために行われる内服やヒアルロン酸の関節内注射、リハビリテーションなどの保存療法と、関節鏡や関節表面を人工物に取り替えてしまう人工膝関節置換術などの手術の二択しかありませんでした。鎮痛薬の効果は一時的で、また、手術療法は関節の変形がかなり進んだ人が対象となります。

 

手術適応だとしても年齢的に困難、また基礎疾患があるなどの理由で手術治療が困難な方も多数いらっしゃいます。もちろん手術が怖い、出来れば手術はしたくないという方もいらっしゃるでしょう。 

 

しかし、 令和6年6月、保存療法と手術の中間をカバーする 「末梢神経ラジオ波焼灼療法」 が保険で受けられる治療として認められました。

 

変形性膝関節症の痛みを伝える神経は上外側膝神経、上内側膝神経、下内側膝神経の3つであるということが最近わかってきました。末梢神経ラジオ波焼灼療法はこの3つの神経をターゲットに超音波エコーガイド下で針を刺し、Coolief 疼痛管理用高周波システムという器械を用いてラジオ波を発生させます。 痛みを支配する神経を

広範囲に焼灼し、痛みを中長期にわたり、コントロールすることが可能となります。

当院でも令和7年3月よりこの末梢神経ラジオ波焼灼療法を導入し、第3の治療法として実際に行っております。

膝痛にお困りの方、手術が出来ない、またしたくないという方は一度ご相談ください。

コンピューター支援手術システム「ナビゲーションシステム」
(図:人工膝関節置換術 日本ストライカー社)